CEO 榎本典嗣
2024年3月10日の日経新聞に「高校球児、25年後はピークの7割減 次の大谷どう育成」という記事が出ていました。皆様もご認識の通りこれから暫くの間、日本の人口は減少の一途をたどることになります。影響を受けるのはビジネスに携わっている立場の人々だけではなく、当然のことながら社会に出る前の学生にも当てはまります。
掲題の通り、日本人なら誰もが知っている甲子園大会を目指す高校球児の数にも大きな影響を及ぼします。スポーツ庁の推計によると、25年後の硬式野球の部員数は5万2500人、ピーク時の17万人強から約69%減るようです。そうすると、単独でチームを組めない学校が多発し、合同チームによる出場が普通にみられることも容易に想像できます。少子化による人口減は経済だけでなく、スポーツや文化、子供たちの生活にも大きな影響を与えます。
さて、私が置かれているビジネスにおいても、少子高齢化そして人口減は大きな社会課題です。まず2024年はトラックドライバー問題が大きく騒がれています。トラックドライバーの減少は商品の配送に影響を与えます。当然のことながら納期、運賃、そもそも地域や配送するものの大きさや重さによっては配送不可というケースも出てくるでしょう。
私が関わっている、ある飲食業のお客様においても、トラックドライバー自体の顧客減少による売り上げ減や、配送費用の高騰など大きな影響を受けることになります。経営者としては、コロナからようやく立ち直ってきた中で新たな問題に向き合わなくてはなりません。
前述した通り人口の減少は、これから暫くの間は避けて通れない問題となります。では皆様、この大きな社会課題に対してどのような対策を考え実施しているでしょうか?特に今でも人手不足を感じている中小企業の経営者の皆様はいかがでしょうか。
実際に具体的に人手不足対策を行っている企業はそれほど多くないと感じています。だからこそ今から手を打ち、対策を講じた企業がこの先生き残れる条件になると言えます。
人手不足対策には大きく2つの対策があります。まず1つ目はDXを活用した省人化、究極の効率性の実現です。ここ数年はロボットの導入、AIの進化による作業効率化などDXもなんとか進みはじめた印象です。そして2つ目は人的対策です。人的対策には人材採用と人材の育成という2つの側面があります。
まだこれだけではかなり漠然とした対策であり、実際に何をすれば良いか分からないかもしれません。
ダイバーシティイノベーションでは、上記のようなお悩みを持つ経営層の方々に向けてコラムでの情報提供や、具体的な提案を行っております。人材不足に漠然と不安を抱え、何から手を付ければよいか分からない。こうしたお悩みをお持ちの経営層、人事に携わる皆様に、中小企業診断士、社会保険労務士などの資格を持ったメンバーが、まずは無料で相談にのらせていただきます。